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村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(239)配布先議員の名前特定のため、金庫番秘書を改めて9回聴取

公開日: 更新日:
なかなか“落ちない”金丸前副総裁の秘書の生原正久氏(C)共同通信社

 東京地検特捜部が1992年10月27日に作成した「金丸ら告発事件捜査中間報告」は、金丸信の金庫番秘書だった生原正久の再聴取の結果を次のようにまとめている(太字部分は引用)。

 特捜部が事件のキーマンとする生原は、立件のポイントとなる「寄付の主体」について、「(東京佐川元社… 

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