自民・平井卓也広報本部長は上級国民のくせにセコすぎ…“脱法税逃れ”にフジ番組で居直り

公開日: 更新日:

「政治資金規正法違反でも税の違反でもない」──。自身が代表を務める政党支部に寄付し、税控除を受けたと認めた自民党平井卓也広報本部長が2日、フジテレビ系の番組に出演。「税理士に聞いたら控除が受けられるということだった」と釈明し、法令違反に当たらないと強調した。

 平井氏は2020年に1000万円、21年に500万円を政党支部に寄付。所得税の一部を控除されたと報じられた。

 租税特別措置法では個人が政党などに寄付した場合、寄付額の約3割が税額控除されるか、課税対象の所得総額から引かれる。政治家が自身の政治資金管理団体や後援会に寄付する場合は寄付者に「特別の利益」が及ぶとして寄付金控除の対象にならないが、自ら代表支部を務める党支部への寄付に限っては、その限りではない。この抜け穴を利用して厚かましくも居直ったのが、平井センセー含め自民党執行部の面々である。

 平井氏は番組内で事実関係を認めたが、「法律でダメというふうにしないと、同じようにされている議員はたくさんいらっしゃると思うので、ルールを作るべきと思う」と自分の“脱法税逃れ”を棚に上げた。悪びれないのは「常習犯」だからだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」