凋落の維新は全国政党から撤退か…吉村府知事“新代表一択”でささやかれる「大阪引きこもり」

公開日: 更新日:

 43議席から38議席に。大阪府の全19小選挙区では全勝したものの、大阪以外では、一人負け状態の日本維新の会馬場伸幸代表が退任して、17日告示で代表選が行われる。

 今のところ吉村洋文・大阪府知事(49)が名乗りを上げ、松沢成文・参院議員(66)や、空本誠喜・衆院議員(60)も立候補予定だが、吉村氏で決まりだ。

 そこでささやかれているのが「維新の会は全国政党から撤退して大阪に引きこもる」という見方だ。事情通が言う。

「これまで馬場代表は『立憲民主党は潰す』とか『われわれは第2自民党になる』と言いたい放題でしたが、春の補欠選挙あたりから失速。自民党にすり寄ったり、離れたりと支離滅裂状態。大阪維新の会からは『東京は大阪の出先機関なのに何をはしゃいでるんだ』と馬場批判。それに対して馬場は『総理と電話一本で話ができるヤツはいるのか!』と非和解状態。その結果が衆院選の惨敗でした」

 注目の兵庫県知事選(17日投開票)でも維新から“偽装離党”して立候補した清水貴之・前参院議員(50)は泡沫に近い低迷状態。維新はもはや“大阪城”にこもるしかない。不人気の大阪万博→カジノを成功させるには吉村一択の維新の会だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です