石破降ろしの号砲か? 岸田前首相と旧安倍派裏金議員が“アジア脱炭素化”議連立ち上げのキナ臭さ

公開日: 更新日:

日刊ゲンダイの直撃に「石破さん、頑張ってほしい」

「2人とも裏金事件でボロボロですから、復権のきっかけが欲しいのでしょう。『石破退陣』を見据え、どう立ち回るのがベストか。2人とも旧安倍派の議員には顔が利きますが、裏金派閥のメンバーだけで固まっても上がり目がない。そのため、9月の自民党総裁選の決選投票で石破勝利の流れをつくり『陰の勝者』と言われた岸田さんに接近したのではないか。いずれにせよ、復権の足がかりにしたいのは間違いないだろう」(同前)

 皆、石破退陣シナリオに備えているということか。日刊ゲンダイ記者は総会終了後、岸田前首相本人を直撃。「今回の動きは、仲間づくりの一環か」と質問すると、目も合わせず「それは知りません」と一言。石破首相の政権運営について聞くと、かすかに笑みを浮かべ「うーん、頑張って欲しいと思っています」と、どこか思わせぶりだった。

 さらに、萩生田氏にも直撃し「政局的な仲間づくりでは」と聞くと「いやいや、そんなことないっすよ(笑)」と否定。前日の政倫審で説明責任を果たせたかとの問いには「説明はできたと思う」とヤケにスッキリとした表情だった。

 2人とも、今後に向けて「準備万端」ということかも知れない。

 ◇  ◇  ◇

 国会では答弁以外は椅子にダラッと座っていたり、首相指名では投票の最中に居眠りをしていたり、石破首相に健康不安説がささやかれている。●関連記事【もっと読む】『石破首相にささやかれる「睡眠時無呼吸症候群」説…居眠り&寝坊でビジュアルにも変化』で詳報している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理