ウミガメ食べてしのぐしかないガザの深刻飢餓…イスラエルが物資搬入停止で兵糧攻めに

公開日: 更新日:

 現地からのSNSには、見るに堪えないほどやせ細った人々の姿が多く投稿されている。飢餓状態の人々に、「海外で高度な医療が受けられる」などと出国を促し、人々が自発的にガザを離れざるを得ない状況がつくり出されている。前出のハムザさんはこう言う。

「ガザを出たくはないが、幼い弟や妹がいる。もう、ここでは生きられない」

 イスラエルのカッツ国防相は2月6日、ガザ住民の国外退去計画準備を軍に指示した。一度離れたらガザにはもう戻れない。

「限りなく純粋に近いユダヤ人国家」は、シオニストの念願である。ガザ住民の放逐が今始まろうとしている。ガザの大半は事実上、イスラエル領土のガザ地方となり、「人道地区」のみが「パレスチナ人居住区」とされるかもしれない。次なる目標は、ヨルダン川西岸地区の完全支配だろう。イスラエルにとって、むしろこちらが本命と言っていい。五万数千人を殺害しても、国際社会は経済制裁どころか強い非難もなく、この惨劇をただ黙殺している。

(ジャーナリスト・藤原亮司)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  2. 2

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  3. 3

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  4. 4

    千葉秋季大会開幕も専大松戸が「来春センバツを狙う」と宣言できない切実なチーム事情

  5. 5

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  1. 6

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  2. 7

    timelesz猪俣周杜「傷害容疑で逮捕」に“ダブルでガッカリ“…ファンの計り知れない失望

  3. 8

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 9

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 10

    4度結婚した宇野千代の“不倫”をNHK朝ドラ「ブラッサム」はどう描く?「カーネーション」は真正面から