トランプ大統領の「テレビ新聞潰し」が日本にも上陸する日

公開日: 更新日:

 今や自国民でさえも、かつて、この国が民主国家であったことなど思い出せはしないだろう。

 トランプに比べれば、安倍晋三元首相がやったNHK番組の改変や、テレビ朝日系「報道ステーション」で、安倍に批判的だった元経産省官僚古賀茂明を番組から降ろしたことなど、可愛いらしいものだったと思えてくる。

 国民を支持派と反トランプ派に分断し、“シビルウォー(内戦)”とまでいわれる深刻な対立状況は、アメリカの“51番目の州”である日本でも確実に起きつつある。

■暗殺された盟友カークと参政党神谷代表の気になる接点

 象徴的なのは、暗殺される直前の9月7日、トランプの盟友といわれる保守系青年団体「ターニング・ポイントUSA」代表のチャーリー・カーク(31)が来日し、参政党主催の講演会に来ていたことである。週刊新潮(9月25日号)によれば、カークは「自国第一主義」を唱え、LGBTQなどマイノリティーの権利擁護や人工妊娠中絶、銃規制などに反対している。

 カークが“左翼は少子化を放置し、人手不足による移民受け入れを促し、国を崩壊させようとしている”と説くと、神谷代表は真剣に聞いていたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  2. 2

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  3. 3

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  4. 4

    高市早苗氏は総裁選“決選投票”にも残らない? 完全裏目の「鹿スピーチ」でまさかの大失速

  5. 5

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  1. 6

    「時代に挑んだ男」加納典明(46)“吉永小百合論”、「偏見に満ちているかもしれない。でも、それでいい」

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 8

    「サナエノミクス」が苦しい家計に追い打ち! 物価高ガン無視で“利上げ牽制→インフレ加速”のトンチンカン

  4. 9

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  5. 10

    新庄監督の去就は“白紙”と強調…日本ハム井川伸久オーナー意味深発言の真意