トランプ大統領の「テレビ新聞潰し」が日本にも上陸する日
どういうつながりで来たのかはわからないが、“植民地”の日本に、カークの超保守団体支部をつくれという、トランプの意を受けてやって来たのかもしれない。
トランプのモノ真似をした極右政党が議席を伸ばし、慌てた自民党は石破茂を引きずり降ろし、5人が総裁選に出馬した。彼らは極右政党の影に怯え、口をそろえて「移民政策を厳しくする」と口にした。そのうち彼らは「マイノリティーの権利擁護反対」と言い出すかもしれない。
戦後80年。この国はアメリカの属国のままであり、主権を取り戻そうとしたことは一度としてなかった。当然だが「主権を取り戻す」などという首相も一人としていなかった。権力の番犬を任じるマスメディアもその核心部分を問いたださない。従って日本人の多くは憲法にある「国民主権」は自分たちのことではないと思っている。
真の民主主義を経験したことのない日本に、ミニトランプ型政治家をつくれば、あっという間に日本人は熱狂し、1億総「トランプ万歳」になる。彼のモットーは「私は君の意見には反対だから、君が発言する権利はない」である。
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)
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