トランプ大統領の「テレビ新聞潰し」が日本にも上陸する日

公開日: 更新日:

 どういうつながりで来たのかはわからないが、“植民地”の日本に、カークの超保守団体支部をつくれという、トランプの意を受けてやって来たのかもしれない。

 トランプのモノ真似をした極右政党が議席を伸ばし、慌てた自民党石破茂を引きずり降ろし、5人が総裁選に出馬した。彼らは極右政党の影に怯え、口をそろえて「移民政策を厳しくする」と口にした。そのうち彼らは「マイノリティーの権利擁護反対」と言い出すかもしれない。

 戦後80年。この国はアメリカの属国のままであり、主権を取り戻そうとしたことは一度としてなかった。当然だが「主権を取り戻す」などという首相も一人としていなかった。権力の番犬を任じるマスメディアもその核心部分を問いたださない。従って日本人の多くは憲法にある「国民主権」は自分たちのことではないと思っている。

 真の民主主義を経験したことのない日本に、ミニトランプ型政治家をつくれば、あっという間に日本人は熱狂し、1億総「トランプ万歳」になる。彼のモットーは「私は君の意見には反対だから、君が発言する権利はない」である。

(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    JR東海が政府に安定供給要請も「潤滑油」は代替調達が困難…このままでは日本の鉄道網も危ない!

  2. 2

    高市官邸の「カルビーいじめ」で…競合メーカー湖池屋&縁深い岸田元首相が猛烈とばっちり

  3. 3

    圧縮陳列を封印したドン・キホーテ新業態「ロビン・フッド」の命運は? 過去最高益の昨年度を上回る好調が続くが

  4. 4

    4月ナフサ生産22%減、それでも「足りている」の無責任説明…値上げラッシュが6月からいよいよ本格化

  5. 5

    アサイー商戦が過熱! 110万個販売のセブン-イレブン本格参入で“業界のパイオニア”フルッタフルッタどう動く?

  1. 6

    6月の食品値上げが前月比13倍…「目詰まり解消」リピートばかり農水省無策でコメ騒動の二の舞い

  2. 7

    鶏肉「100グラム154円」で過去最高に…庶民の味方が価格高騰、もはや安い肉などない

  3. 8

    餃子の王将&ココイチで客離れ進む衝撃…外食「1000円の壁」で分かれる明暗

  4. 9

    補正予算3兆円は全額赤字国債、財政悪化懸念に高市・片山コンビが“安心感”強調も…マーケットの不信感は募るばかり

  5. 10

    スマホ市場は「成熟期」に突入しモデル選びがもっと楽しくなる では注目のメーカーは?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  3. 3

    「おい、オマエ、挨拶に来てねえよな!」納会の二次会でラーメンをすする牧田明久にお灸を据えた

  4. 4

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  5. 5

    あのちゃん騒動の“最大の誤算”とは…番組終了より深刻な“サイレントサポーター”の離反

  1. 6

    ミスチル、銀杏BOYZ、T-BOLANの直前ライブ中止〈はやく判断できないのか〉アーティストの決断が遅れる背景とジレンマ

  2. 7

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  3. 8

    「佐々木朗希を殺す気なのか」 ロッテが頭を抱えた泥沼交渉劇の舞台裏

  4. 9

    案の定ナフサは不足…それでも楽観論ふりまく赤沢経産相がついに「報道介入」の異常事態

  5. 10

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安