ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?
オアシス側の提案は株主総会で否決されたが、このときツルハの窮地を救ったのが、1995年から提携関係にあり、同社株を13.6%有する筆頭株主のイオンだった。2024年に入り、イオンはオアシスが保有していた12.8%のツルハ株を取得して持ち分法適用会社化し、ウエルシアとの統合を決めた。
イオンは「統合5年以内に3兆円の売上高」を目標に掲げており、海外展開の強化とともに、「規模拡大を求めてドラッグストアの買収を視野に入れているのではないか」(市場関係者)との見方が有力だ。「イオンは当初、ツルハ、ウエルシアにクスリのアオキHDを加えた3社連合を模索していた」(同)ともいわれる。国内ドラッグストアの合従連衡から目が離せない。



















