経団連会長や日商会頭らの1月訪中は見送りへ…経済交流は半世紀続くも「お招き」シグナルなし

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官 中国は、日本産の水産物の輸入解禁もごく短期でやめてしまったように、経済交流を冷静に前進させるのは、いま困難だ。

 財界首脳もそう考えて、とりあえず訪中団を「延期」という形にするか協議しているようだ。

 日本製品に対するボイコットまでは起きていないようだが、これ以上、関係悪化が続くと、日本企業の中国での生産や対中投資にまで響きかねない。ここは、何とか経済交流の糸を切らないでほしいね。

 中国軍機の自衛隊機へのレーダー照射の問題も、双方の主張は対立するばかりで、ことはインバウンドの急減では済まない。どう動くべきか、財界にも知恵はないということか。

 そのようだ。しばらくは静かにしているしかない、という判断だ。

 1月末には、東京の上野動物園で借りている双子のパンダが中国へ引き揚げて、日本にいるパンダはゼロになる。まさに日中の険しい状況の象徴と言えるね。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

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