家庭に眠る“隠れ資産”は91兆円 国民1人あたり71.5万円に
家計の金融資産は2286兆円(日本銀行2025年7~9月期の資金循環統計)と前年比5%増加したと書いたのは先週だった。物価高、実質賃金マイナスが長く続くなか、金融資産額のあまりに実感のない大きな数字に今年も驚かされた。だが、われわれの家庭には「かくれた資産」、それも想像以上の価値あるモノが眠ったままの状態で存在するというのだ。
メルカリは「2025年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”調査」を実施した。それによると日本全国のかくれ資産は、推計約91兆円に上るというのである。同調査を監修したニッセイ基礎研究所の久我尚子・上席研究員が説明する。
「1年以上使用せず倉庫や押し入れに保管しているモノを不要品とし、その価値を金額換算すると全国で推計91兆円、国民1人当たり平均71.5万円に上ることが明らかになりました」
家計簿に表れないが、確かに存在する暮らしの中の資産、それも想像以上の金額が置き去りにされているということだ。家計の金融資産だけでは捉えきれない暮らしの資産が、実はわが国の国家予算(26年度122兆円)にも近い大きさで存在していることに改めて驚かされる。久我氏が続ける。


















