家庭に眠る“隠れ資産”は91兆円 国民1人あたり71.5万円に

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「かくれ資産の中身はファッション用品、ホビー・レジャー、書籍・音楽・ゲーム、家具・家電・小物と続きますが、いずれも日々の暮らしに密着したモノに価値が蓄積されています。また、かくれ資産は高年齢ほど増え、20代、30代では50万円弱ですが、60代では平均約100万円と2倍以上に増える」

 年齢が高くなれば購入したモノや保存しているモノが増えるのは当然だ。同調査でさらに興味深いのは、「現在は使っていても、今後5年以内に使わなくなるモノ」の価値。調査結果では、近い将来に国民1人当たり平均27万円相当のモノが不要になるという。

 人は成長と共にライフスタイルが変化し、現在使用しているモノは新しいモノへと変わる。商品やサービスはますます多様化し、家庭の中の使われない不要なモノもかくれ資産としてますます増えるだろう。こうしたモノとの付き合い方を久我氏がアドバイスする。

「金融資産のポートフォリオを見直すように家庭内のモノを定期的な棚卸しで見直す。モノの価値を『見える化』して必要、不必要なモノを区別し、不要なモノを次の人につなぐ。この所有から利用へという『暮らしの資産運用』による価値観の転換は一人一人の家計にゆとりを生み、同時に社会的価値の実現につながります」

 スマホの普及によりオンライン上で個人間の物品を売買するフリマアプリ市場はメルカリ、ラクマをはじめ急速に拡大している。改めて家の中の「かくれ資産」に目を向けてみてはどうだろう。

(ジャーナリスト・木野活明)

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