農水省の予測「大量コメ余り」は消費者には朗報だが…迫る米価暴落と生産者大量離農ショック
■イラン情勢も重荷に
農水省の発表(23日)では、全国のスーパーで今月9~15日に販売されたコメ5キロの平均価格は、前週より33円安い3980円(税込み)。5週連続の下落で、7カ月ぶりに4000円台を割り込んだ。とはいえ、スーパーの店頭に並ぶブランド米は、いまだ5000円台もザラ。まだまだ、高値に張り付いているといえる。
そんな中でのコメ価格の急落は、消費者にとってはうれしいこと。一方で懸念されるのが、生産者の大量離農だ。
「どこまで米価が下落するかの予測は難しいですが、例えば5キロ=3000円を下回れば、採算ラインを割ってしまう生産者は少なくないでしょう。加えてイラン情勢の悪化により、農業資材、肥料、燃料代がどんどん高騰していくのは間違いない。生産コスト増は不可避で、農家は不安定な経営を強いられます」(農水省担当記者)
日本のコメをめぐる混乱は、当面続く。
◇ ◇ ◇
中東情勢の悪化は日本の農業に深刻な影響を及ぼしている。関連記事【もっと読む】『中東情勢悪化で日本の農業に大打撃…ほぼ全量が輸入依存の原油&肥料高で“二重苦”に』で詳しく報じている。


















