「串カツ田中」は「ユニシア」へ 上場企業の社名変更が定着するかは“芸”次第

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「社名変更は合併や持ち株会社化など再編に伴うケースが多かったが、過去10年間で再編による変更数は増えていない。近年、増加しているのは事業転換をアピールするケース。祖業の主力事業が成熟する中、第2、第3の事業との整合性を取る狙いや、海外事業のために外国人が読みやすくする目的がある」(M&A関係者)

 旧日立造船は24年に「カナデビア」に社名変更したが、日立グループに属しておらず、造船事業からは02年に撤退していた。

 今年は4月までにぺんてるやマルハニチロなど27社が変更した。10月にはDVD・ゲーム店「GEO」を展開するゲオHDが「セカンドリテイリング」に社名を変更する予定だ。

 ゲオは中核事業をリユース(再利用)ビジネスに転換しており、新社名は中古を意味する「セカンドハンド」に由来するという。同社は「セカンドストリート」を運営し、主力商材はかつてのゲームから古着や中古のブランド品に変化している。社名変更は吉と出るか凶と出るか。

「業績が良ければ新しい社名も定着するが、そうでなければ定着しにくい。過去にはユニヘアーがアデランスに社名を戻し、ミレアHDが東京海上HDに変更した」(前出のM&A関係者)

 過去の栄光が大きいほど定着しづらいという。芸人や俳優もよく改名するが、結局は「芸」次第のようだ。

 (ライター・山口伸)

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