1ドル=160円突破に片山財務相「断固たる措置」牽制も効果なし…追加利上げでも円安止まらず物価高も続く

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「学者出身でひ弱な植田氏はインフレ増税歓迎の高市政権に首根っこをつかまれ、物価対策が急務と理解しながら主体的に動けない。一方、円安修正を求める米政府はシビレをきらしている。日銀OBらを総動員し、利上げを既定路線化すべく援護射撃した格好です」(金融関係者)

 決定打はどうあれ、家計を逼迫させる行き過ぎた円安は手当てされるのか。経済評論家の斎藤満氏はこう言う。

「結論から言うと、追加利上げしても円安は止まりません。中東情勢の緊迫化による原油高騰から3カ月が過ぎ、ECB(欧州中銀)はインフレ退治にカジを切り、11日の理事会で政策金利を2.25%程度に引き上げる公算大。FRB(米連邦準備制度理事会)による6月のFOMC(連邦公開市場委員会)は16日から。ウォーシュ新議長体制となって初会合のため、現状維持の見通しではあるものの、年内の利上げは高確率で見込まれています。つまり、主要国との金利差は縮まらない。利上げ幅を0.5%程度に広げて金利プレミアムをのせ、速いペースで引き上げでもしない限り、円安にブレーキはかかりません」

 日本円はもはや「ババ」。経済無策のツケはキャピタルフライトする余裕のない庶民に回る。

  ◇  ◇  ◇

 高市政権の無為無策ぶりについては、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

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