利上げ不発で為替1ドル160円台に張り付き…円安止まらず「170円」早くも現実味

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■日銀の認識と現実との乖離

「そもそも日銀は、『基調的な物価上昇率が目標の2%に近づいているが、まだ達していない』との認識です。つまり、いまだに緩和的な金融政策が必要だと言っている。しかし、日銀が示している通り、政策などによる特殊要因を除いたインフレ率は2.8%に達しています。日銀の認識と現実のインフレとのギャップが乖離し過ぎていて、これでは円安も抑えられません。1ドル=165円に向けて円安が進行したら為替介入もあり得ますが、米国の金利上昇を招くうえ、一時的な対症療法でしかない。いくら高市政権が『断固たる措置』を振りかざしても、マーケットに足元を見られたら170円まで進んでしまう可能性があります」(経済評論家・斎藤満氏)

 相変わらず利上げに腰が重い日銀を横目に、米国内では「年内3回利上げ」という驚きの予想まで出てきた。

「円安・インフレが加速し、ますます貧富の格差が広がってしまう。余裕のある人は資産を海外や株に分散して目減りを防げるけれども、低所得者や年金生活者にとっては地獄です」(斎藤満氏)

 高市首相が繰り返す「強い経済」とは一体、何なのか。

  ◇  ◇  ◇

 円安・インフレの弊害については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

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