片山・ベッセント会談で飛び交う臆測…迫る39年半ぶり円安でスピード利上げはあるか?
対中強硬なのに大バーゲン
経済評論家の斎藤満氏はこう指摘する。
「そもそも、片山-ベッセント会談でマトモな協議がなされたのか。その点からして疑問です。ベッセント氏は実質マイナス金利を放置する高市政権にイラついている。5月中旬のパリG7財務相・中央銀行総裁会議で片山氏との会談をパスしたことからも明らか。直前に訪日した際、植田氏との会談を邪魔されたのが尾を引き、信頼関係はガタガタです。片山氏が円安阻止への協力や介入容認を懇願したところで、まずは利上げが先だと耳を貸さないでしょう」
そうでなくても、為替介入する大義はない。円安はじりじりと進行している。片山氏が警戒する「投機的な動き」とは言い難いし、「特定の水準」で手を出せば為替操作に該当しかねない。
「口先だけなのか、行動を伴うのか。マーケットは探りを入れながら介入ポイントを探る展開です。円安進行にほくそ笑んでいるのが中国です。人民元は対ドルで高値水準にあり、日経平均株価は彼らから見れば4万円程度の感覚。株にしろ不動産にしろ、日本のありとあらゆるものが安い。高市首相は対中強硬姿勢を崩さない一方、大バーゲンですから理解不能です」(斎藤満氏)
1ドル=170円突破が現実味を帯びている。
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