金バラまきの恥さらし…世界が失笑した安倍首相の国連演説
日本時間の26日未明、安倍首相が国連総会の一般討論演説を行ったが、棒読み英語のスピーチのその内容たるや、まさに噴飯モノだった。
「ジャパン ビカム ア パーマネントメンバー オブ セキュリティー カウンシル」
演説のメーンは安倍首相が前のめりになっている「常任理事国入り」へのアピールだ。安倍首相は日本出発時から、「国連を21世紀にふさわしい形に改革していくため日本がリーダーシップを発揮していきたい」と吠えていた。総会の壇上でも「日本は常任理事国となり、ふさわしい役割を担っていきたい」と訴えたが、加盟各国は失笑だったんじゃないか。日本がリーダーシップ? 米国追従の属国なのに、何をバカなこと言っているんだ。米国の票を1つ増やすだけ──。こう呆れていたことだろう。
常任理事国入りで大国ヅラしてエエカッコしたいのだろうが、安倍首相がそのためにやっていることは、カネにものをいわせた卑しい“買収”だ。
演説では世界を揺るがす「イスラム国」について、「重要なのは、地域の人道危機へ迅速に対応し、過激主義の定着を阻止することだ」と主張。そのために5000万ドル(約54億5000万円)を緊急支援すると表明した。この演説の前には、潘基文国連事務総長やアフリカ各国の首脳の前で、エボラ出血熱対策として4000万ドル(約43億6000万円)相当の支援を行う方針も表明している。全加盟国の3割を占め、常任理事国入りのカギを握るとされる「アフリカ票」を睨んでのものだ。