京大教授の「大阪都構想」批判にブチ切れた橋下市長の幼稚さ
大阪市の橋下徹市長と内閣官房参与の藤井聡・京大大学院教授のバトルにはホトホト呆れる。藤井教授がメールマガジンで配信した<大阪都構想:知っていてほしい7つの事実>について、橋下市長がキレまくっている一件だ。
藤井教授はメルマガで<今回の住民投票で決まっても『大阪都』にはなりません><年間2200億円の大阪市民の税金が市外に『流出』します>と書いて、反対を表明。
すると、橋下市長はツイッターで<バカな学者の典型><専門外のことに口を出すな><この、小チンピラだけはただしていきたい>とブチ切れた。
藤井教授がヒトラーを引き合いに出して「言論弾圧だ」と批判すると、「ちょびひげを生やして、あんたの顔がヒトラーじゃないか」とエスカレート、藤井教授も「ヘドロチック」などと表現したことから、藤井氏の“上司”である京大総長に見解を求める意向や、維新の党による国会質疑の可能性も示唆した。
その背景にあるのは、国が税金で雇っている国立大教授の批判は許さないという態度だ。