市場規模は拡大中なのに…ネット通販「倒産急増」のナゼ

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 市場拡大が著しいインターネット通販。2014年度に12.6兆円だった市場規模は、2021年には倍の25.6兆円になると野村総研が予測している。ところが、その一方で倒産が急増しているというから驚く。

 東京商工リサーチによると「通信販売・訪問販売小売業」の15年度の倒産は74件で、過去最多となった。09年度の調査開始時は18件だったが、年々倒産が増え、前年度の59件から一気に25%増という多さだった。

 従業員数別では5人未満が58件となり、小規模事業者の倒産が8割弱を占めた。また、10年度以降に設立された事業者が20件あるなど、設立5年以内の若い企業が3割だった。

■過当競争で不正も増加

 東京商工リサーチ情報本部の関雅史氏はこう言う。

「全体として倒産件数が減少傾向の中、通販業界の倒産の多さが目立ちます。ネット通販は個人でも事業を立ち上げられるほど参入しやすいのですが、維持するのは難しい。参入拡大で過当競争が激しくなっているうえ、消費者の嗜好の変化や評判が売り上げを左右する。アイデア勝負で他社との差別化ができなければ淘汰されてしまいます。円安による輸入品のコスト上昇で体力を失ったケースもありました」

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