地方議員ら70人結集も…「小池新党」結党前から分裂含み
「都知事選をきっかけに政治への関心を高めた人が多い。いろいろ学びたいという方々の声を受けて、政治塾を立ち上げたい」――。15日、小池百合子都知事がこう言い残し、リオデジャネイロ・パラリンピック閉会式に向かった。実質的な“小池新党”の結党宣言だ。
時期については「検討中」と述べるにとどめたが、来年夏の都議選をにらみ、来月にも準備を始める。都議会最大勢力である自民党を牽制する狙いもあるようだ。
「政治塾では、小池氏が講師を務め、選挙戦術などを直接伝授するといわれています。“小池流ケンカ術”を叩き込んだ塾出身者を刺客にして、自民党が議席を独占してきた1人区に送り込むシナリオもささやかれています」(関係者)
新党には都知事選で小池氏を応援した都議や区議、落選中の元議員ら、少なくとも約70人が参加するとみられている。音喜多駿氏、上田令子氏、両角穣氏らみんなの党の残党の都議が新党の中核を担おうとしているらしいが、こうした動きに早くも反発の声が出始めている。都知事選で小池氏を支援したある地方議員が言う。