高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

日米首脳会談 共有できるのがゴルフの趣味だけでは情けない

公開日:

 安倍晋三首相が「日米基軸」を語る際の決まり文句が、「自由、民主主義、基本的人権、法の支配など普遍的な価値観を共有する」というものだ。今週末の日米首脳会談でもこれを繰り返すつもりだろうが、「そんなことを口にしたら世界中から笑いものになる」と心配するのは、国際通の野党議員である。

「ドイツの週刊誌『シュピーゲル』の先週号の表紙は、トランプが蛮刀のような大型ナイフで自由の女神の首を切り取って、血の滴る中で『米国第一』と叫んでいるイラストです。そのトランプとどうやって『自由』の価値観を共有できるんですか」と言う。

 大統領令を乱発して議会の同意や行政の手続きを無視するのは「民主主義」ではない。特定の国や宗教を標的に入国禁止にするのは重大な「基本的人権」の侵害だし、その措置を執行停止とした裁判所を罵倒するのは「法の支配」への無理解である。

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