経産省に振り回される東芝再建 “国策”の罠と最悪シナリオ

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  ――東芝が米原子力会社ウェスチングハウスを約6400億円で買収したのは06年でした。

 01年の9・11テロのとき、航空機が原発に突っ込んだらどうなるかを誰もが想像したはずです。米国は、ジャンボ機が突入しても大丈夫なぐらい堅牢な原発にしろと指示したでしょう。そうなるとコストを回収できるはずはなく、原発のメインプレーヤーだった米GE(ゼネラル・エレクトリック)などはフェードアウトしていった。ただ、原発のもうひとつの目的であるプルトニウム工場は必要です。どこかにないと困るので、米国は日本にやらせようとした。経産省はまんまとババを引かされたのです。

■法的整理が再生への早道

  ――東芝は、ビジネスの本質を分かっていない役人に振り回された?

 東芝は“国策”だからと安心して、原子力ビジネスに突っ込んでいったのです。アベノミクスの3本の矢にしても、3本目の柱である成長戦略は、具体的にはインフラ輸出です。もっといえば原子力ということです。東芝にすれば、国策である原子力を担っているし、福島原発の廃炉もやり遂げなければならない。つぶれるわけがないとタカをくくっています。

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