そろそろ国民は覚悟が必要 アベノミクス後の日本経済

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 日銀が4月27日に公表した「展望リポート」が話題になっている。13年に黒田総裁が就任して以来、しつこく記載を続けてきた物価2%目標の「達成時期」をついに削除したからだ。

「事実上のギブアップ宣言ですよ。2%物価上昇の達成時期は、これまで6回も先送りし、昨年7月以降は『19年度ごろ』としていた。それも無理だということがハッキリしたのです。誰が見たって、アベノミクスは大失敗ですよ。異次元緩和で日本経済は少しも良くならなかった。当初の目標だった『2年で2%』の物価目標が達成できず、ずるずると緩和政策を続けた結果、国民は年間15万円も実質所得が下がってきた。庶民に痛みを押し付けて、大企業が内部留保を増やしただけの5年間でした」(経済アナリスト・菊池英博氏)

 27日は黒田総裁の再任後、初の金融政策決定会合だった。そもそも異次元緩和は、短期間で2%の物価上昇を達成し、デフレ脱却するための非常措置だったはずだ。就任時に「戦力の逐次投入はしない」とも言っていた。それが目標未達のまま、だらだら続いた結果、進むも地獄、退くも地獄の域にまで達している。異例の再任を果たした黒田総裁は、どう後始末をつけるつもりなのか。 

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