孫崎享
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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

韓国と北朝鮮は米攻撃を避けるため融和政策をさらに進める

公開日: 更新日:

 朝鮮半島を巡る動きは刻々と変化している。

 7~8日にかけて、北朝鮮の金正恩委員長が3月に続いて2度目の中国訪問で、習近平国家主席と会談した。そして、9日にはポンペオ米国務長官が再訪朝した。6月上旬にも行われるとみられる米朝首脳会談に向けて、米韓中の間で激しい駆け引きが続いている。

 米国が北朝鮮に求めているのは「完全かつ検証可能、かつ不可逆的な核兵器開発の放棄」であり、「交渉の長期化もしない」という方針である。これに対し、北朝鮮がどう対応するか。これまでに具体策は何ら明らかにしていない。

 私は、北朝鮮が「完全かつ検証可能、かつ不可逆的な核兵器開発の放棄」を行うことはないと思っている。

 北朝鮮自身が説明していることだが、過去の歴史を見ると、イラクのサダム・フセイン大統領やリビアのカダフィ最高指導者が核兵器開発を放棄した後に、米国に武力攻撃された事例がある。米国が北朝鮮に武力攻撃を絶対行わないことを納得させられない限り、核兵器の放棄はあり得ない。

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