有森隆
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有森隆ジャーナリスト

 30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし、取材・執筆活動中。「カルロス・ゴーン『経営神話』の自壊」(「月刊現代」2004年9月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号=最終号)などを執筆。ゴーン会長の欺瞞性を鋭い筆致でえぐり出した。この仕事ぶりが、今、再び脚光を浴びている。

不二家<下>期限切れ原材料使用の代償…山崎パン傘下で再建

公開日:

 2007年1月10日、不二家は奈落の底に突き落とされた。埼玉工場で作った洋菓子に自社で定める消費期限切れの原材料を使用していたことが発覚した。内部告発によって、この醜聞は公になった。

 翌11日、消費期限が切れた牛乳を使ったシュークリーム約1万6000個を出荷したと発表。06年11月に事実を把握しながら公表しなかったことが批判された。

 その後の社内調査で、他にも期限切れの原材料を使っていた商品があることが判明した。出荷基準を上回る細菌が検出された商品を出荷しており、食中毒が発生していた事実も隠した。

 工場の操業停止や洋菓子店の休業に追い込まれた。スーパーなど流通大手も不二家製品の販売を相次いで見合わせ、不二家の営業基盤は大きく揺らいだ。

 同1月22日、一連の不祥事の責任を取り、創業家出身で6代目社長の藤井林太郎が引責辞任を表明。臨時取締役会を開き、後任社長に取締役の櫻井康文が就任した。

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