姫田小夏
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姫田小夏ジャーナリスト

東京都出身。中国ウォッチャー。1997年から上海で活動。現地で日本語情報誌を創刊し、日本企業の対中ビジネス動向について発信。2008年に同誌編集長を退任後、上海財経大学公共経済管理学院の修士課程修了。現在も上海を拠点に「中国の都市、ビジネス、ひと」の変遷を追い続け、「アジア・ビズ・フォーラム」を主宰する他、複数の媒体で執筆している。著書に「中国で勝てる中小企業の人材戦略」(テン・ブックス)。

イノベーションを生み出す“グレーゾーン”でのやりたい放題

公開日: 更新日:

 米ラスベガスで開催された家電・エレクトロニクス技術展示会(CES)で、WHILL株式会社(横浜市)が独自開発した車いすにスポットが当たった。自動運転・自動停止機能を備えた車いすが、高齢者や障害者の生活を大きく変えようとしているのだ。自動運転は、もはや四輪車のためだけのテクノロジーではない。先ごろ、スイス連邦工科大学チューリヒ校は階段を昇降でき、マラソンより速く走る車いすを開発した。

 中国に目を向けると、高齢者や障害者など社会的弱者は、いまだ閉じこもりきりの生活を余儀なくされている。アジアの先進都市といわれる上海でさえも、社会全体にバリアフリー化は進んでいない。歩道と車道には高低差があり、歩道そのものにも凹凸がある。車いすを見かけることがあっても、文字通り「いすに車輪が付いているだけ」で、利用者目線で作られた製品とは言い難いものがあった。

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