自民・萩生田氏ブチ上げ 内閣人事局が官僚採用権を握る日

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「私、(採用の)最終決定権は人事院や、せっかく内閣人事局をつくったんですから、“外の目”で最終決定したらいいと思う」

 内閣人事局――。安倍政権は2014年5月に官邸直轄の内閣人事局を設置し、それまで各省庁に委ねられていた審議官級以上の幹部職員600人の人事を握った。

 福田康夫元首相は、17年8月の共同通信のインタビューで、内閣人事局について「各省庁の中堅以上の幹部は皆、官邸(の顔色)を見て仕事をしている。恥ずかしく、国家の破滅に近づいている」「政治家が(官僚の)人事をやってはいけない。安倍内閣最大の失敗だ」と指摘している。

 この萩生田氏の提案は、幹部人事にとどまらず、官僚の採用の最終決定も官邸が掌握しようというものだ。

「厚労省の解体的出直しは必要ですが、官邸が出る番ではありません。むしろ、官邸が採用の最終決定権を握れば、もっと歪むだけです。官邸に選んでもらったわけですから、入省時から官邸に従順な官僚ばかりになるでしょう。萩生田質問からは、厚労省への世論の反発を背景に官邸の権力強化の意図が透けて見えます。とても危険な動きです」(政治評論家の山口朝雄氏)

 内閣人事局発足後、「強い官邸」のせいで、どれだけ行政が歪められたか――。内閣人事局に採用権なんて絶対に許してはいけない。

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