立岩陽一郎
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立岩陽一郎

ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職し、17年からフリーランスとして活動。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「ニュースのタネ」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。ニコニコ動画でも「ファクトチェック・ニッポン」の配信を開始。

心愛さん死亡事件で児相を批判しても何の解決にもならない

公開日: 更新日:

 千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さんが亡くなった事件に衝撃を受け、心を痛めている人は多いだろう。政府も対策に乗りだすという。ただ、千葉県柏児童相談所と野田市教育委員会の対応に批判が集中している状況が続く以上、何も変わらない。

 もちろん、児童相談所と市教委の対応は批判されても仕方ない。しかし、制度を抜本的に見直さずに批判ばかりすることは、もう終わりにしたい。

 今後の対策を考える上で、アメリカの状況は参考にできるかと思う。ひと言で言うと、強い権限ということになる。アメリカで生活している時、子供が地元の学校に通う手続きがなかなか進まず、地域の教育委員会に通ったことがある。

「ご主人、そうした威圧的な言葉を使われるのであれば、警察官を呼ばねばなりません」

 苛立った私が少し言葉を荒らげた際、女性担当者からこう言われた。委員会の対応に緩慢さが見えたこともあり、私は無意識に苛立ちを見せていたのだろう。すぐに謝罪して改めたが、そのまま「なんだ、その態度は!」などと言おうものなら逮捕されていただろう。

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