立岩陽一郎
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立岩陽一郎

ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職し、17年からフリーランスとして活動。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「ニュースのタネ」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。ニコニコ動画でも「ファクトチェック・ニッポン」の配信を開始。

アメリカ政府の放射線量データを日本は“黙殺”したのか?

公開日: 更新日:

「こんな高い数値が出ていたのか!」

 去年9月、近畿大学で長く放射線の研究をしていた山崎秀夫氏が解析したデータを見て驚いた。データは、2011年に氏がアメリカ政府のHPからダウンロードしたものだった。アメリカ軍とアメリカ・エネルギー省が日本の各地で行った調査の結果を記載したものとみられる。そのデータによると、アメリカ政府は、事故発生直後の11年3月12日から5月11日までの2カ月間にわたって日本国内の2万2000カ所で放射線量の調査を行っている。その場所は福島県の周辺にとどまらず、東京都や神奈川県などの首都圏一帯を含む広い地域だ。

 アメリカは日本のようにシーベルトやベクレルを使わない。このため、変換作業を経て、事故直後の3月12日から4月1日までの放射線量について、約1万カ所の数値を検証した。同時に私の方でデータがアメリカ政府のものか確認作業を行った。その結果、アメリカ政府が一部だが、同じデータを現在もHPに掲載していることが確認できた。

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