会長の「終身雇用守れぬ」発言に隠された経団連の“本音”

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 22日、都内で開かれた経団連と大学による産学協議会で、学生の通年採用の拡大を盛り込んだ報告書がまとまった。報告書では、春季一括採用に加え、個々の企業ニーズに応じて雇用する仕組みの必要性などが盛り込まれ、「(専門性の高いスキルを持つ人材などを通年採用する)ジョブ型雇用を念頭に置いた採用も含め、複線的で多様な採用形態に秩序をもって移行すべきだ」と明記された。

 従来の新卒一辺倒ではなく、既卒にも広く門戸を開くことにつながる採用活動は大いに歓迎すべきだが、気になるのは経団連の“本音”が別にあるのではないか、という疑いだ。

「企業は従業員を一生雇い続ける保証書を持っているわけではない」「一括採用で入社した大量の人を効率よくトレーニングする考え方は、今の時代には合わない」

 22日の会見で、こう強調していた経団連の中西宏明会長(写真)。19日にも「正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです」と発言して波紋を呼んでいるが、この言葉通りに解釈すると、経団連が必要としている人材とは「若く」て「人材育成の必要のない即戦力」かつ、「低賃金」で、「いつでもクビOK」ということだからフザケている。

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