「桜の会」名簿廃棄 “順番待ち”シュレッダーに驚きの実力
内閣府が、今年の「桜を見る会」招待者名簿を廃棄した時期が物議を醸している。共産党の宮本徹衆院議員が質問準備のため、会に関連する資料を要求したのと同日。ドンピシャ過ぎるタイミングは証拠隠滅にしか見えないが、内閣府は国会で「シュレッダーの順番待ち」答弁で言い逃れ。しかし、そうは問屋が卸さない。日刊ゲンダイの調べで内閣府のキテレツ答弁はやっぱり、ほとんど嘘だったことが分かった。
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名簿の扱いについて政府は「会終了後、遅滞なく廃棄」と説明してきたが、今年の開催は4月13日だったのに、廃棄は宮本議員が資料要求した5月9日。この点を20日の衆院内閣委で問われた大塚幸寛官房長は、こう奇妙な理屈を展開した。
「かなり廃棄の分量が多いものですから、連休前から通常の事務室にあるシュレッダーではなく、もっと大型のシュレッダーを使おうとしたところ、各局の使用が重なってしまい、もろもろの調整した結果、あの……連休明けになった」