著者のコラム一覧

保阪正康作家

１９３９年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。２００４年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史　縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く歴史が暗転するとき』（講談社）として好評発売中。

保阪正康日本史縦横無尽

日本の無能な戦争指導者の追い詰められ自暴自棄を生んだ

公開日：2020/07/21 17:00　更新日：2020/07/21 17:00

1945年4月7日、戦艦大和は沈没した（Ｃ）共同通信社

　沖縄戦は空、陸、海とすべての軍事力をつぎ込んでの戦いとなった。言ってみれば日本にとっての最後の戦いの様相を帯びていた。４月１日に陸海軍の軍令の責任者の間で、昭和２０年前半期の申し合わせとして、「全機特攻化」を決定した。「日本の戦争指導部が、正規の作戦を最終的に放棄して、『外道の…

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【連載】保阪正康日本史縦横無尽

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