静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

公開日: 更新日:

「重要なのは勝ち方」

 例えば、上川陽子外相の1区では大村氏が鈴木氏を約22ポイント上回っている。細野豪志衆院議員の5区も大村氏が約5ポイントリード。ところが、8区では大村氏は50ポイント以上も鈴木氏に差をつけられているのだ。

「8区は全域が浜松市なので、前市長の鈴木さんが圧倒するのは当然ではあります。でも、ちょっと差が広がりすぎです。告示直前の前回調査の約40ポイント差からさらに拡大してしまっている。塩谷さんは裏金事件の象徴とも言えますから、地元有権者への影響は大きいのでしょう」(県政関係者)

 今後、裏金事件を受けた政治資金規正法改正案を巡る議論が活発化するのは確実。自民党のヤル気のなさが浮き彫りになれば、さらに差が広がっていってもおかしくない。

 ある野党関係者はこう言う。

「最後まで何が起きるか分からないとはいえ、鈴木さんの当選は間違いない。ここまでくると、重要なのは勝ち方だ。2021年の前回知事選では、川勝平太前知事が自民党推薦候補に30万票以上の大差をつけて当選。さすがに、そこまでの圧勝は難しいだろうが、大差であればあるほど夏の都知事選、次期衆院選へ向けたはずみになるだろう」

 自民党本部は敗北を避けるため、ギリギリまで「推薦見送り」を視野に入れていたとされる。岸田首相は今頃、「やっぱり不戦敗にしときゃ良かった」と嘆いているに違いない。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    【スクープ第7弾!】衆院選中の違法な「広告動画」疑惑 日本維新の会6議員にも発覚

  2. 2

    高市首相が“参院のドン”放逐で国会の「女帝支配」画策…後任幹事長の人選にも巧妙な意図

  3. 3

    参院のドン放逐で「消費減税」窮地の高市首相に公明党が“助け船”? 現金給付「前倒し」が賛成条件か

  4. 4

    裏金、旧統一教会、違法動画疑惑がズラリ…第2次高市改造内閣“激ヤバ”23人リスト

  5. 5

    自民議員に副大臣&政務官ポスト回避続出の意外な理由…政治資金パーティーに固執するがめつさと無反省

  1. 6

    やはり名ばかりだったOTC類似薬保険除外の「配慮措置」…低所得者1770万人、患者の95%が排除される

  2. 7

    高市首相「参院のドン」斬り…自民党内で囁かれる「隠れたもうひとつの狙い」

  3. 8

    共産・田村智子氏の涙は「感情的」と批判続出、高市首相の涙演説はスルー…女性政治家の「涙」奇妙なダブスタ

  4. 9

    「7億円→72億円」予算増額要求で炎上やまぬ内閣広報室 “しょうもなコンテンツ”連発で批判殺到!

  5. 10

    シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(40)陸軍のMは商社を回り、威圧をかけて歩いた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中村メイコさん「大切なものから処分するとその先の断捨離が進む」

  2. 2

    《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯

  3. 3

    WEST.重岡大毅の結婚にファンの怒りと落胆…“祝福されないアイドル”がやらかす「3つの誤算」

  4. 4

    元小結・常幸龍貴之さんは土俵付きレストランの店長に「序の口デビュー27連勝」の記録持つ

  5. 5

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  1. 6

    “女性芸能人”を斡旋? また炎上中…timelesz篠塚大輝の繰り返す失言と秀才キャラの崩壊がもたらす影響

  2. 7

    原菜乃華がWEST.重岡大毅"デキ婚"発表で「深刻なもらい事故」…ヒロイン競争は“ライバル”出口夏希が王手

  3. 8

    「ちょっと一発かまそうよ」 城島健司の発案で結果的に他球団の選手には“申し訳ないこと”をした

  4. 9

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  5. 10

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた