すでに「第3次世界大戦」に突入か? 年末恒例ロング会見で露見したプーチン大統領の“世界観”

公開日: 更新日:

■トランプ停戦案は突っ返し

 11月にウクライナ東部のドニプロに撃ち込んだ新型中距離弾道ミサイル「オレシュニク」の性能をめぐる質問に対しては、「キーウに目標を設定し、攻撃してみよう。実験の用意はできている」と不気味な反論。会場をざわつかせた。

「停戦を急ぐトランプ氏側は、ロシアに対しては応じなければウクライナ支援を強化すると持ち掛け、ウクライナには支援を止めると脅しているようですが、少なくともプーチン氏が乗ることはないでしょう。逆に、今年5月に1期5年の任期が切れたゼレンスキー大統領が再選されない限り、交渉相手としては認めないと突き返している」(中村逸郎氏)

 ここへきてトランプ側はNATO加盟国に対し、国防費をGDP比5%に引き上げるよう求める一方、ウクライナ支援継続をチラつかせているという。

 手詰まり感が漂う。世界の安寧は遠い。

  ◇  ◇  ◇

 トランプ次期米大統領から夕食会に招かれた安倍元首相の妻・昭恵氏。昭恵氏のブッ飛んだ行動に生前からの安倍シンパたちが勢いづくいている。●関連記事【もっと読む】『昭恵さんがトランプとの「絆」の深さ世界に見せつけ 驚きの“外交力”に色めく安倍シンパと裏金幹部たち』で詳報している。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝