参院選公示まで2カ月 自民の“テッパン選挙区”に異変! 東京・千葉・兵庫は大苦戦確実…複数区で共倒れ危機
北海道、神奈川、京都、大阪、福岡の「指定席」も苦戦
■千葉(改選3)
自民2と立憲の指定席だが、国民民主が元NHK記者を擁立。2人の自民現職のいずれかが落選の憂き目に遭いそうだ。
「立憲は野田氏の地元の千葉で現職を落とすわけにいかない。ただ、勢いのある国民民主も、千葉ではパワハラ問題が未解決。パワハラ当事者であるNHK出身の衆院議員が街頭で応援できない状況です。これがどう影響するか」(地元関係者)
■兵庫(改選3)
過去3回、自公維の3党で議席を分け合ってきた。しかし今回は、知名度の高い泉房穂・元明石市長が無所属での出馬を表明、トップ当選が堅いとされる。国民民主も元経産省職員を擁立した。結果、残る1議席を自公維で争う事態になる可能性がある。
昨夜、「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首も、兵庫で立候補するとユーチューブ番組で表明した。全国一の混戦選挙区に決まりだ。
「他にも、北海道、神奈川、京都、大阪、福岡の自民指定席が揺らいでいます」(野上忠興氏)
改選3の北海道では、自民の2議席死守が厳しい。神奈川、大阪、福岡も国民民主の擁立が影響しそう。改選2で自民と共産が現職の京都は、維新が元関西テレビのアナウンサーを擁立する。立憲、れいわの候補者に加え、国民も擁立を検討中だ。しかも、自民現職の西田昌司氏は裏金議員。安泰ではない。
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参院選を控え、国会は減税一色だ。執行部が慎重な自民を除き、主要政党が減税で一致。だったら参院選を待たずに今国会でサッサと審議すればいいのに……。●関連記事【もっと読む】『自民を除く主要政党が「消費税減税」で完全一致なのに…早期実現を阻む安倍元首相の“大罪”』もあわせてどうぞ!