自民党が参院大阪候補「緊急公募」の大迷走…現職が選挙買収疑惑で不出馬→内輪モメでドロドロ
「青山氏が『20年来の知友』『国の組織で将来を嘱望されている』と推す人物は、防大出身で佐官クラスのエリート自衛官。ゴリゴリ保守の青山氏とウマが合うのでしょう。一方、柳本顕前衆院議員の名前も浮上している。大阪市議出身で世襲の柳本氏は、2015年と19年の大阪府市ダブル選をめぐり、維新の会への対抗馬として市長選に担がれたものの惨敗。19年夏の参院選(大阪選挙区)に出ようとしましたが党本部に難色を示され、ゴタゴタの末、21年秋の衆院選の比例単独(近畿ブロック)で処遇されて初当選。それが府連で波紋を広げ、昨秋の総選挙は出馬できず、浪人中です」(前出の議員)
■維新を離党した女性議員が公募エントリー?
青山推しのエリート新人と地元密着型の選挙弱者。微妙な顔ぶれだ。波乱要因はまだある。
「日本維新の会を4月に離党した地元の梅村みずほ参院議員が公募にエントリーすると取り沙汰され、府連内がザワついています。1期生なのに維新代表選に手を挙げるじゃじゃ馬ですからねえ」(府連関係者)
梅村氏は6年前の選挙に初出馬し、トップ当選。にもかかわらず、党内予備選で新人に敗れ、再選の道を断たれたも同然の立場だ。イチかバチか勝負に出るのか──国会と地元の梅村事務所に複数回連絡したが、不在続きだった。