自民党が参院大阪候補「緊急公募」の大迷走…現職が選挙買収疑惑で不出馬→内輪モメでドロドロ

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 参院選公示が有力視される7月3日まで1カ月。自民党が迷走している。与党であるにもかかわらず、大阪選挙区(改選数4)の候補を決められないままズルズルし、スッタモンダで「緊急公募」を実施中。募集期間は今月4日までの1週間で、党本部主導で10日ごろまでに選定するというが、雲行きは怪しい。スンナリといくかどうか。

 こじれた原因は大阪府連の内輪モメだ。

■ストレス障害で不出馬

 6年前に比例代表から大阪へ移った現職の太田房江議員は3選に意欲満々だったものの、太田嫌悪が蔓延する府連は事実上拒否。府連会長の青山繁晴参院議員が新人の擁立模索を発表した翌日、石破首相ら執行部が「現職優先」を理由に太田公認を内定するなど、泥仕合の様相だった。そこへ太田氏の選挙買収疑惑が浮上。太田氏は否定したものの「大きく体調を崩し」「ストレス障害との診断を受けました」として先月末、不出馬を決めた。怒涛の2週間だった。

 この展開に府連はニンマリではあるが、「有力候補が複数いる」(中堅議員)というから、もうひと悶着ありそうだ。

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