維新クオリティー健在なり…吉村代表呼びかけの参院選野党一本化「予備選」見向きもされず
「岩谷良平幹事長の説明によると、先月末に立憲執行部と会談。あす(6日)までに岐阜と和歌山の予備選をやるよう申し入れたと。立憲側から〈受け止めた〉と返事があったと言うが、政治家の常套句。単に〈話を聞いた〉ということで、要するにナシのつぶてなんでしょう」(維新議員)
■維新創設者の橋下徹氏はボロカス
岐阜は裏金づくりで立件された現職が自民党を離党。自民は女性県議を立て、オール新人の戦い。和歌山は二階俊博元幹事長の三男と世耕弘成元経産相の子飼いが激突。保守分裂による漁夫の利狙いの野党が乱立し、立憲が譲る理由は見当たらない。
そこへ一発かましてきたのが、かねて予備選実施を主張する維新創設者の橋下徹弁護士だ。X(旧ツイッター)で〈もう時間切れ。野党で共倒れしたら野党国会議員はバカでしたという総括でええんちゃう〉とボロカス。子飼いの吉村氏をおもんぱかったのか、〈予備選の制度を作ったことが第一歩〉とフォローも入れていたが、誰も利用しない「制度」なんか絵に描いた餅だ。
「橋下氏らしい速攻ハシゴ外し。執行部ともどもヘナチョコなんです。改選5議席なのに獲得目標は『6議席以上』。国民民主党は改選数から4倍の『16議席以上』、れいわ新選組だって『7議席以上』。責任問題にビビってる」(維新関係者)