国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及
■標旗使用は「錯誤」でなく「故意」だった疑い
玉木代表が事態を重く見るようになった理由は他にもある。岡野議員が党にウソをついていた可能性があることだ。
岡野議員は選挙期間中、標旗流用の理由をSNSで「錯誤」と釈明。「錯誤の疑いを党内から指摘され、直ちに(標旗の)使用を取りやめるとともに、SNSからも削除をした」と投稿していた。確かに岡野議員は不正な標旗を掲げる写真をSNSに上げた後、即座に削除。ところが、日刊ゲンダイの調べで、陣営は削除以降も同標旗を複数回使っていたことが分かった。「錯誤」でなく「故意」だった疑いがあるのだ。
その点を日刊ゲンダイが22日の会見で玉木代表に問うと「把握していない」と困惑の表情を浮かべていた。
「岡野さんは党の聞き取りに対し、本当のことを言わなかったのではないか。党内では、処分を軽くするため『一度だけ錯誤で使ってしまった』と虚偽の説明をしたと疑いの目を向けられています。真実を報告していなかったとしたら、玉木さんもかばい切れないでしょう」(国民民主関係者=前出)