いよいよ総括報告と両院議員総会…「石破おろし」の賛否“号砲”で自民党の分断が加速する

公開日: 更新日:

「踏み絵」を迫るのはケンカを売るも同然

 閣内も割れている。現職の副大臣・政務官が公然と「退陣要求」していることに、岩屋外相は「政府で仕事している以上は、石破首相に与えられた任務・使命を果たしていくことが責任。そうでない判断をするなら、しかるべき行動がなされて当然」と発言。“辞任してから言え”と突きつけた。ところが、小泉農相は「思いを表明するのは議員としてあるべき姿のひとつだ」と擁護。食い違っている。

 総裁選管が前倒しに賛成する議員にのみ書面の提出を求めたことも、党内で深い亀裂を生んでいる。前倒しに賛成の反石破派の議員は言う。

「我々に『踏み絵』を迫るようなルールは、ケンカを売っているも同然ですよ。こっちがひるむと思ったのでしょうが、逆効果だ。『だったら堂々とNOを突きつけてやる』と息巻く議員が増えていますから」

 一方、石破擁護派の議員はこう言う。

「退陣を迫るわけですから、記名で意思を示すのは当然。ワーワー騒いでいるヤツは議員失格ですよ。まあ、どこまで突っ張り切れるか見ものですね。腰砕けになる連中も出てくるでしょう」

 いずれにせよ国民の失望を招く事態は避けられそうにない。前倒しが決まっても「醜い政争」と批判され、決まらなくても「あの騒動は何だったんだ」と呆れられる。いっそ自民党は分裂したらどうか。その方が国民もスッキリするだろう。

 ◇  ◇  ◇

「石破おろし」をめぐる自民党の醜悪な内ゲバについては、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    案の定ナフサは不足…それでも楽観論ふりまく赤沢経産相がついに「報道介入」の異常事態

  2. 2

    比大統領との国賓晩餐会で高市首相“謎テンション”…またまた動画で恥さらし批判殺到→大炎上!

  3. 3

    【スクープ第5弾!】北海道自民12陣営にも衆院選での違法「広告動画」疑惑が発覚

  4. 4

    イスラエルのネタニヤフ首相を罵倒!トランプ大統領ヤケクソ大暴れでどうなる?米イラン交渉の行方

  5. 5

    高市首相「中傷動画」疑惑に「心外だ」と被害者ヅラも…公選法「SNS新規制」なら完全アウト!

  1. 6

    波紋広がる高市首相のブチ切れ答弁…野党は「中傷動画」疑惑に続き「違法広告動画」疑惑にロックオン

  2. 7

    維新はシャカリキでも産業界は「ノーモア都構想」…企業がごっそり“脱・大阪”前年度比1.8倍増

  3. 8

    日刊ゲンダイのSNSやYouTubeに“タレコミ”多数で自民議員は戦々恐々…衆院選「違法広告動画」疑惑は拡大必至

  4. 9

    「2年限定の飲食料品の消費税ゼロ」がなぜか「給付」に一本化?「国民会議」案の定“迷走”の舞台裏

  5. 10

    浮かび上がる「組織ぐるみ」の構図…違法疑惑「有料広告動画」めぐる自民党・北海道連&宮城県連の“不自然な回答書”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  3. 3

    ドジャース大谷翔平「サイ・ヤング賞&首位打者」同時授賞に現実味 4年連続5度目のMVPは既定路線

  4. 4

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  5. 5

    「シニアにやさしい街」日本一の東京都板橋区は何がスゴイ?

  1. 6

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  2. 7

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  3. 8

    山口組、稲川会、住吉会…最高幹部3者の極秘会食で何が話し合われたのか

  4. 9

    JR東海が政府に安定供給要請も「潤滑油」は代替調達が困難…このままでは日本の鉄道網も危ない!

  5. 10

    阪神藤川監督「オラつき」連発に対戦相手やファンから苦情の嵐《格好いいと思っているのかな》