この党は次の選挙で消滅だろう 討論会初日で分かった「解党的出直し」の嘘八百
インフレ放置で物価高対策の犯罪的欺瞞

どの候補も裏金には触れない討論会。解党的出直しとか言いながら排除を封印の舌先三寸。物価高対策でアベノミクスを否定しない対症療法。理念、哲学もなければ覚悟もない討論会の無意味に有権者は改めて、愕然としているが、問いたださない大メディアもひどいものだ。
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自民党の総裁選が告示され、さっそく、討論会が始まったが、初日で分かったことがある。
自民党は次の選挙でまた負ける。今度こそ、消滅するんじゃないかということだ。
それくらい、世間と総裁候補たちの問題意識にズレがあるからだ。
その筆頭は総裁選に臨む態度ではないか。テレビカメラに囲まれ、どの候補者も高揚している。小泉進次郎農相は出陣式に衆参議員や代理人ら92人を集めて、結束をアピール。茂木敏充前幹事長は何を勘違いしているのか、テレビカメラを引き連れ、子ども食堂を視察、子どもたちに誕生ケーキをプレゼントされ、ニタニタしていた。高市早苗前経済安保相は質問されるたびに満面の笑みで愛嬌を振りまき、小林鷹之元経済安保相もここぞとばかりに存在感をPRしている。
「そこには、こんな政治空白をつくって、生活苦の庶民を置き去りにしているという申し訳なさがみじんも感じられないのです──
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