出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

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高市首相になっても超短命で野垂れ死に

行き詰まるのは必至(C)日刊ゲンダイ

 公明党の離反で高市総裁は気も狂わんばかりだろう。国民民主、維新の卑しさも透けて見えて、混沌政局はどう展開していくのか。ハッキリしているのは次の選挙での自民消滅。

  ◇  ◇  ◇

 公明党の連立離脱で永田町は混乱の極みだ。なかでも高市早苗・自民党総裁はもう、気も狂わんばかりではないか。

 それは公明党の斉藤鉄夫代表との会談後の対応を見ればはっきりわかる。これまで気味が悪いほど振りまいていた愛想笑いがスーッと消え、表情は引きつり、「一方的な連立離脱を通告された」と公明党をなじったのである。何から何まで自分がまいた種なのに、こうして切れる“余裕のなさ”。さっそく、斉藤から反論されて、ますます、窮地に立たされる始末である。

 高市を支持する右派系議員からは「安全保障問題で目の上のタンコブだった公明党がいなくなってせいせいした」なんて声も聞こえるが、負け惜しみもいいところだ。 

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