急浮上する臨時国会での「衆院解散説」…高市内閣は支持率絶好調、日米首脳会談もうまくいきすぎ

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■いまなら勝てる?

 野党は警戒感を高めている。立憲民主党関係者が言う。

「高市さんは『今すぐに解散と言っている暇はない』と否定しましたが、果たしてどうか。あの高支持率を見れば、心変わりする可能性は十分ある。特に怖いのは、維新が掲げた『定数削減』を争点に高市さんが解散に踏み切るパターンです。定数削減など簡単に決めていい話ではないが、議員が身を切る姿を見せれば、国民には受ける。我々が削減に反対しようものなら、守旧派と見られ大敗してしまう恐れもあります。皆、警戒していますよ」

 そうは言っても、昨年の衆院選からまだ1年しか経っていない。勝てそうだからといって、解散に踏み切るなど、あり得るのだろうか。「ないでしょう」と言うのは、自民党内事情に詳しい政界関係者だ。

「26日投開票の宮城県知事選では、参政党から応援を受けた新人が、自公県議からの支援を得た現職に肉薄。都市部の仙台市では新人が現職に大差をつけました。いま選挙をしたら、都市部で自民は参政にボロ負けするでしょう。連立を離脱した公明の支援もないし、新たに連立を組んだ維新との選挙区調整もままならない。高市さんに解散メリットはありませんよ」

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