「トランプ口座」は米国の格差を是正できるか?「金持ちから取る」から「誰もが資本家」へ
中間選挙に向け富裕層批判に危機感
富の再分配は必要だが、富そのものへの課税は資産評価が難しく、国外への資産移転や制度上の抜け穴を生みやすい。富裕層を罰して既存の富を分けるよりも、新たな富を生み出そうとする点が優れていると、彼女は強調する。
もちろん批判もある。出発点は同じでも、多くを追加拠出できる富裕家庭と、できない家庭との差はむしろ広がるからだ。また、過去30年と同じように株価が上がり続ける保証もない。
では今なぜ、トランプ政権はこの制度の施行に踏み切ったのか。その背景には、富裕層への怒りが強まりすぎたことへの危機感があるとシュレーガー氏は指摘する。
中間選挙を前に勢いを増す左派ポピュリズムは、富裕税による再分配を求めている。それに対する「資本主義からの回答」が、トランプ口座なのかもしれない。



















