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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

「トランプ口座」は米国の格差を是正できるか?「金持ちから取る」から「誰もが資本家」へ

公開日: 更新日:

中間選挙に向け富裕層批判に危機感

 富の再分配は必要だが、富そのものへの課税は資産評価が難しく、国外への資産移転や制度上の抜け穴を生みやすい。富裕層を罰して既存の富を分けるよりも、新たな富を生み出そうとする点が優れていると、彼女は強調する。

 もちろん批判もある。出発点は同じでも、多くを追加拠出できる富裕家庭と、できない家庭との差はむしろ広がるからだ。また、過去30年と同じように株価が上がり続ける保証もない。

 では今なぜ、トランプ政権はこの制度の施行に踏み切ったのか。その背景には、富裕層への怒りが強まりすぎたことへの危機感があるとシュレーガー氏は指摘する。

 中間選挙を前に勢いを増す左派ポピュリズムは、富裕税による再分配を求めている。それに対する「資本主義からの回答」が、トランプ口座なのかもしれない。

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