高市官邸「被災地利用PV」が首相の命取りに? 安倍元首相“コロナおこもり動画”の二の舞を自民党が危惧

公開日: 更新日:

菅直人、石破茂両元首相の動画はまさかの「再評価」

 今回の動画で思い出されるのは、コロナ禍の2020年4月に当時の安倍首相がSNSで発信した「おこもり動画」だ。当時、政府が外出自粛を呼びかける中、安倍首相はミュージシャンの星野源が歌う「うちで踊ろう」の動画に合わせ、東京・富ケ谷の豪邸でくつろぐ動画をSNSにアップ。安倍元首相としては、外出自粛への協力を呼びかける狙いがあったが、飲食店や非正規労働者が収入を断たれる中で、無神経なセレブ動画を流したことに批判が集中したのだった。

 この動画だけが原因ではないだろうが、結果的に同時期から内閣支持率は「不支持」が「支持」を上回るようになり、最終的に安倍元首相は同年8月に退陣表明に追い込まれた。多くの自民党関係者が当時を思い出し「高市さんも安倍さんの二の舞いになるのでは」と不安をかき立てられているわけだ。

「今回のPR動画と比較し、SNSでは民主党の菅直人元首相、自民の石破茂前首相を再評価する意見が上がっている。菅元首相が東日本大震災の時に避難所を視察した際、被災者に『もうお帰りですか?』と面と向かって批判される様子を映した過去のテレビの動画を引き合いに〈カッコ悪さを晒されることも厭わず現地の人に向き合った菅直人って本当に立派だったんだなぁ〉と評価する声がある。また、昨年の参院選の街頭演説で石破前首相が『一番つらい立場にいる人が“体育館で雑魚寝”なんぞ、あっていいはずがない』と語る様子を映した動画も称賛されています。このままだと、2人と比べられ、高市内閣の支持率はダウンしかねません。ただでさえ下落傾向なので、党内からは『余計なことを』との声が噴出。甘く見ているとダメージは大きくなるでしょう」(永田町関係者)

 ちなみに、安倍元首相の「おこもり動画」を首相秘書官として担当したのは、現高市内閣の佐伯耕三広報官。センスのなさは安倍政権時代から変わっていないわけか……。

  ◇  ◇  ◇

 被災者感情を無視するにもほどがあるのでは? 関連記事【もっと読む】『高市首相“被災地利用PV”が大炎上ピアノBGM付きでヘリから合掌、酷暑に汗一滴かかない不可解』で詳しく報じている。

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