近くて遠い日本一… 星野監督と「オヤジさん」故川上哲治氏の決定的違い

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 星野監督は今年、川上氏の監督通算1066勝超えを果たした。その一方、「川上さんのように勝負に徹すれば、もっと勝ち星を増やせたかもしれない」と語っている。

「星野監督は中日阪神時代と比べ、選手への接し方に変化を感じる。鉄拳制裁を封印し、楽天では若い選手もイキイキとプレーしている。ただ、気に入った選手を可愛がるあまり、投手の継投に失敗したり、シビアになれない。ベンチで時折、曇った表情を浮かべる時には、選手に情をかけてしまう自分に歯がゆさを感じているのでしょう。親分、子分の関係で選手を動かすから、川上監督と違って勝負師に徹しきれない。星野監督が短期決戦の日本シリーズで3度とも勝てなかった原因といえます」

 来年はエースの田中がメジャーに挑戦することが濃厚。星野監督にとって、日本シリーズ制覇は最後のチャンスかもしれない。楽天ファンは闘将の「4度目の正直」を待ち望んでいる。

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