「3年後の監督に」の声も “ポスト星野”にAJ浮上!?
「もしかしたら、『次の監督』というのはありますよ」
仙台のマスコミ関係者がこう言っている。それが楽天の助っ人主砲、アンドリュー・ジョーンズ(36)のことだというから、驚きだ。
「このオフ、楽天は星野監督と複数年契約を結んだ。2年とも3年ともいわれており、しばらくは安泰でしょう。ただ、星野監督も来年で67歳。いずれは後継者問題も出てくる。『ポスト星野』としては、三木谷オーナーの子息に野球指導をする大久保二軍監督も候補のひとりですが、ここにきて球団内外で評価が高まっているのがジョーンズだというのです」
ジョーンズといえば、メジャー通算434本塁打の打力だけでなく、米球界では走攻守三拍子揃った大スター。楽天1年目の今季は、開幕から不動の4番として、チームの日本一に貢献した。
「素晴らしいのがリーダーシップです。来日前は夫人への暴行容疑で逮捕されるなど、問題児として懸念された。球団が、開幕までチームに在籍すれば150万ドル(約1億5000万円)の給料を保証する、と異例の契約を結んだのも、それだけ素行を不安視していたからです。それが杞憂に終わるどころか、中心となってチームを牽引。休日返上で練習に参加し、星野監督に『勝ちにこだわれ。闘争心が必要』と意見したりもする。田中将大はジョーンズから多くのメジャーの話を聞くなど尊敬しているし、ベンチでは率先して声を出す。投手では田中がMVPなら、野手は間違いなくジョーンズです」