星野監督vs落合GM 井端ら補強巡り“全面戦争”へ

公開日: 更新日:

<本当の恩人>

 もうすぐ場外戦のゴングが鳴る――。
 日本一になった楽天は今オフ、内野手の補強に西武からFA宣言した片岡治大(30)の獲得を検討中だが、本命は中日を退団した井端弘和(38)だというのだ。

 今季16年目の井端は3月のWBC台湾戦で値千金のヒットを放ち「時の人」となるも、公式戦ではサッパリ(100試合=打率.236、1本塁打、18打点)。10月には来季のために早々と右肘、右足首を手術した。

 その井端は契約交渉でゼネラルマネジャー(GM)に就任した落合元監督(59)から、1億9000万円から野球協約の定める減額制限(年俸1億円超は40%)を大幅に上回る3000万円前後の金額を提示されケツをまくり退団となった。

 そこで星野監督(66)は傷心のベテラン内野手に救いの手を差し伸べようというのだ。今季の日本一監督は中日時代、97年ドラフトで井端を指名(5位)した本人。01年には正遊撃手として抜擢もした。「落合チルドレン」とまで呼ばれた井端にとって本当の師匠は「こっち」なのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い