ソチ五輪 浅田真央を追い込むトリプルアクセルと大和魂

公開日: 更新日:

 それでも五輪で跳ぶのか。
 フィギュアスケート全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)最終日、女子ショートプログラム(SP)で首位に立った浅田真央(23)はフリーの演技で2度の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル=3A)を失敗。まさかの大失速で3位に終わった。優勝はSP2位の鈴木明子(28)、2位は同3位の村上佳菜子(19)。女子シングルのソチ五輪代表はこの3人に決まった。安藤美姫(26)は7位。現役引退を表明した。

 それにしても散々なジャンプだった。
 浅田は演技開始直後の3Aは回転不足で着地が乱れた。2回目の3Aも1回転半で着地に失敗。氷に手をつく失態も見せた。後半の連続ジャンプでも2回転が1回転に。五輪に向けて弾みをつけるどころか、1万8000人近い観衆には大いに不満が残る演技だった。

 結局、今季はグランプリ(GP)シリーズ初戦のスケートアメリカから今大会まで3Aを9度跳び、いずれも減点。「GPファイナル前に腰痛が再発して思うような練習ができなかった」と佐藤コーチは明かしたものの、今は最大の武器がむしろ仇(あだ)になっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち