ソチで血眼…浅田真央に放たれたプーチン大統領の「刺客」

公開日: 更新日:

 敵はキム・ヨナだけではない。
 女子フィギュアの浅田真央(23)は7日のグランプリ(GP)・ファイナルのフリーでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2度失敗しながらも4度目の優勝。今月末のソチ五輪最終選考会となる全日本選手権(21日~)を待たずに、代表をほぼ「内定」させた。

 浅田の最大のライバル、キム・ヨナ(23)も7日の国際大会(ゴールデンスピン)で優勝。9月に右足の故障で全GP大会を欠場したものの、今季初戦となった格下の大会で200点を超える貫禄の圧勝劇を見せた。

 だが、最後の五輪で金メダルを狙う浅田は、連覇を目指すキム・ヨナだけをマークしていればいいというわけにはいかない。ソチ五輪開催国・ロシアが国家ぐるみで女子フィギュアの金メダル獲得に血眼になっているからだ。

 発端は10年のバンクーバー五輪だった。ロシアは期待されたフィギュアスケートで「金ゼロ」に終わった。その屈辱にプーチン大統領(当時首相)が激怒。当時のスポーツ担当相を更迭させ、ソチでの金メダル取りの陣頭指揮に立った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • その他のアクセスランキング

  1. 1

    スポーツ界に時代錯誤の事案が多発する根本原因…新聞社後援イベントは限界と危うさを孕んでいる

  2. 2

    GPシリーズ初戦SP、坂本花織は2位発進も…集大成の今季に待ち受ける茨の道

  3. 3

    出雲駅伝7位完敗の青学大・原監督に直撃「ばけばけ大作戦の点数? 0点でしょう!(苦笑)」

  4. 4

    JOC山下泰裕会長の療養離脱からはや1年…三屋裕子代行でも“無問題の大問題”

  5. 5

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  1. 6

    広陵高の暴力問題が話題だが…私は世羅高3年で主将になって、陸上部に蔓延する悪習を全て撤廃した

  2. 7

    柔道五輪金メダリスト・松本薫さんは2週に1度ファミリーフィッシングで堤防へ「胸の奥には大物への渇望がくすぶっています」

  3. 8

    テニスの団体戦を愛するキング夫人はドジャースの共同オーナー 大谷獲得でも猛プッシュ

  4. 9

    大惨敗に終わった世陸を「トリプルミッションの好循環」(勝利、普及、資金)の観点から考えた

  5. 10

    “ミスター・ラグビー”と呼ばれた松尾雄治さん 西麻布で会員制バーを切り盛り「格安なので大繁盛だよ」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」